この項目では様々な論点でボイパをとらえていく。「論考」などと大仰なタイトルをつけてしまったが、まえがきにも書いた通り私は学者ではないため、論理の飛躍や破綻がみられると思う。そうした場合にはぜひご指摘いただきたい。
一方で、十数年にわたりそれなりにまじめにボイパと向き合ってきた自負もある。私はその中で以下のようなことを考えてきた。
ボイパという暗黙知をどう継承するか/言語音と非言語音の境界とは/アカペラ表現におけるボイパの必然性/ボイパで音楽教育できるか(ボディパーカッションは教育現場で活用されている)/ボイパの中毒性について
長い道のりになると思うが、どうにか言語化し、体系的にまとめていきたいと思っている。